異国の地、香港でIELTSを受験してみる
前述したように、日本でのIELTS受験はとても不便。かなり高額に設定している試験なのに、受験の利便性は担保されていない。そもそも『英語圏内で授業を受けることができる十分な英語力があるかどうか』を確認するだけの単純な作業なのに、時間とお金を必要以上に費やさなければいけない感は否めません。
でもね、これがビザ要件の1つ。必要と言われれば従うしかありません。
で、僕の場合は少しでも申し込みがしやすい香港での受験を決めました。前ページで書いたように、香港に到着して現地のsimカードを購入。インターネットの環境が整っていたので、受験会場を見つけるのは問題ありませんでした。念の為、受験開始の2時間くらい前に到着するように行きましたが、問題はありませんでした。また、最悪の場合、タクシーに乗れば良いと思っていたのですが、そんな必要もありませんでした。2日目の面接は、1日目の受験の時に時間と場所を指定されますが、1日目の試験の後に確認に行きました。場所の確認は十分な余裕をもってできました。
現状の英語のチカラを確認
僕の場合もそうですが、『イギリスの大学院に行きたい』と思っていても、自分の英語力が十分なのかわかりませんでした。確かに仕事では英語を使っているし、それなりのコミュニケーションはとれていましたが、そのような『ふわっ』とした現状を見せるだけでは、何も突破することができません。
IELTSの準備
僕自身、このテストに関して大きな準備はしませんでした。ただし、writingの部分だけは、習ったことのないルールで書かなければいけないと感じていたので、少し練習しました。
後日談ですが、IELTSの受験を何回か重ねることで、各分野の対策が必要だなと実感しました。
テスト受験を終了して
テスト受験をして、結果が出るまではドキドキしていました。僕の場合、『大学院進学』という絵空事とも思われるような構想が、実際自分自身手が届く場所にあるのかどうかが一目瞭然になるからです。でも、現実を直視しないことには何も始まらない。
結果は、総合スコアが7.0でした。とりあえず、自分自身が照準を合わせている学校には基本的に届く点数でした。ただ、writingを6.5以上と設定している大学が多く、僕は6.0だったので、少し足りない状態でした。
英語は足りなくても大丈夫
イギリスの大学や大学院の入学条件の英語力に足りない場合でも、『pre-sessional』と呼ばれる大学付属の英語準備コースを数か月受講することによって、そのままメインのコースで授業を受けることができます。
例えば、IELTS5.5程度の英語力があれば、約3か月の準備コースを追加すれば、英語力が入学条件に届いていなくても大丈夫なんです。
僕の場合は、仕事の兼ね合いで、スケジュール的にpre-sessionalを受講することが難しかったので、writingの改善して直接コースを開始する必要がありました。